徳間書店は10月26日、第5回「大藪春彦新人賞」の受賞作品が浅沢英「夜会」に決まったと発表した。今回受賞した浅沢氏は1964年生まれ、大阪出身。贈賞式は2022年3月、第24回「大藪春彦賞」とともに行われる予定。受賞者には正賞の賞状と副賞100万円が贈られる。
同賞は作家である大藪春彦氏の業績を称え、次世代のエンターテインメント小説界をリードする強い意気込みに満ちた新人を発掘するため2018年に創設された文学賞。
大藪春彦賞選考委員会は10月25日に選考会を行い、応募総数308編の中から受賞作を決定した。選考委員は、作家の今野敏氏、馳星周氏と徳間書店文芸編集部編集長の3氏。受賞作および選考委員選評は、同社発行の文芸誌『読楽』1月号(2022年1月10日発行)に掲載される。
同社は第6回「大藪春彦新人賞」候補作品を募集している。応募締め切りは、2022年4月25日。詳細は同社ホームページ「大藪春彦新人賞」に掲載している。