東洋経済新報社「会社四季報 業界地図デジタル」公開 業界研究本を完全デジタル化

2021年11月5日

 

 東洋経済新報社は11月1日、累計200万部を突破している『会社四季報 業界地図』のデジタル版「会社四季報 業界地図デジタル」を公開した。サイトのキャッチフレーズは「3分で業界通になる!」。同書の豊富なコンテンツと、同社が蓄積してきた企業データを組み合わせ、デジタル版ならではの新しい業界研究体験を提供する。

 

 182の業界を掲載したデジタル版独自の業界マップで、モバイル端末でも勢力図を「見える化」。独自ランキングでは、業界規模や平均年収、利益率といった様々な指標から業界や企業を比較できる。また、各業界の実力、各業界内での企業の実力をチャートで診断。業績や財務データも見やすいビジュアルで表示している。

 

 サイトでは、キーワードで検索や過去の業界地図の閲覧が可能。さらに、お気に入り業界・企業を登録して比較できる機能を搭載。身の回りにある生活シーンから関連業界を探し出す「世の中マップ」や、質問に答えることで目的の業界にたどり着ける「チャットボット」など、新しい機能も用意している。

 

 紙版と比較して、デジタル版では約6300社の企業を掲載。全上場企業に掲載対象を拡充し、未上場企業の情報も充実させた。また、デジタル版オリジナルの業界を順次追加予定など、定期アップデートで業界や企業の変化を反映する。

 

 2つの有料プランを用意。月額プランは月額330円(税込)で利用できる。年間プランは年額3300円(税込)で、月額プランと比べると2ヵ月分が割引になる。さらに、2022年度版『会社四季報 業界地図』の購入者は、巻末袋とじの特典を利用することで年額2200円(税込)に割引される。

 

 『会社四季報 業界地図』はあらゆる業界の勢力図を「地図」にして、視覚的にわかりやすく解説した業界研究本。業界ごとの「地図」と、会社四季報記者の取材に基づく解説記事で各業界の「今」を伝え、類書では11年連続で売り上げNo.1を記録しているという。