KADOKAWAの海外連結子会社である台灣角川股份有限公司(以下、台湾角川)は10月26日、中国語繁体字による小説連載プラットフォーム「KadoKado 角角者」を立ち上げ、運営を開始した。
「KadoKado 角角者」では、KADOKAWAが運営する小説投稿サイト「カクヨム」の最新ヒット作の連載をはじめ、『冴えない彼女の育てかた』シリーズや『フルメタル・パニック!』シリーズ、『これはゾンビですか?』など、KADOKAWAから正規ライセンスを取得した人気ライトノベル作品の掲載を予定している。
また同プラットフォームでは、台湾オリジナル作家と契約して最新作品を連載、独占提供する。
連載陣第一弾として情報解禁された作家は、『風動鳴』の著者・水泉氏、『鬼矇眼』シリーズの著者・尾巴Misa氏のほか、著名作家である碰碰俺爺氏、Div氏、兔子說氏、瀟湘神氏などを含む計15名。作品は順次連載を開始していく。
台湾角川は、2003年から日本のライトノベルの展開を開始し、中華圏に「ライトノベル」という新しいジャンルを確立させてきた。2008年からはコンテストなどを通じて、中華圏でのオリジナルライトノベルの開発や、新世代の作家の発掘にも力を注いでいる。また、デジタル化の流れを受けて、2016年に電子書籍プラットフォーム「BOOK☆WALKER TAIWAN」をオープンした。