パブリッシャーのウェブメディア事業支援サービスを提供するキメラは10月28日、自社開発のサブスクリプション管理プラットフォーム「Ximera AE(キメラ・エーイー)」をジャパンタイムズキューブが運営するメディア『Sustainable Japan by The Japan Times』に提供を開始した。
Ximera AEはウェブメディア専用にキメラが自社開発したサブスクリプション管理SaaS (Software as a Service=サービスとしてのソフトウェア)。メディアのマネタイズに特化したインターフェースであることや、提供機能と管理画面がシンプルで運用が簡便な点や低廉な導入・運用料金が重視されて採用に至った。
『Sustainable Japan by The Japan Times』は2020年10月、ジャパンタイムズキューブが運営を開始。持続可能な社会を実現するために、日本発のサステナブルな取り組みを英語と日本語で紹介している。
今回の定額読み放題サービスの提供開始にあたり、英文記事の日本語訳や主催するイベント・セミナー動画など、サステナブルをテーマとしたコンテンツの拡充を予定。また、Ximera AE導入は単なるコンテンツ課金にとどまらず、メディアのコミュニティ的な側面を強化する取り組みとしても期待される。
一方、Ximera AEは継続的に機能拡充できるSaaSのメリットを生かし、キメラが持つサブスクリプション事業の知見とあわせて同メディアの成長に貢献する。
同社の代表取締役社長である大東洋克氏は、「SDGsを大きなテーマとして扱う『Sustainable Japan by The Japan Times』でサブスクリプションサービスを提供することは、記事コンテンツへの課金だけでなくSDGsのコンテンツをコミュニティサービスの一部として拡大していく意味でも社会的に意義深いもの」とコメントしている。