サンマーク出版は10月18日取次搬入で、立川談慶著『不器用なまま、踊りきれ。 超訳 立川談志』を初版7000部で刊行した。
同書は、11月21日に迎える立川談志没後10周年に合わせた企画で、「談志は不器用で優しくて厳しい人間だった」と述懐する著者が、今なお自身の心の支えとなっている談志の名言を新解釈でまとめた名語録だ。努力論、資本主義の限界、また現代の「SDGs」の考え方にも通じる名言も収録し、「10年前にして最先端。」と銘打つ。
また「努力と成功」「仕事の流儀」「幸せと金と欲望」「社会と優しさ」「何を信じるか」の全5章からなり、各章ごとに8~11の談志による名言で項目立てをすることで、全46項目の中から、読者は気になるところから読み進められるなど、構成上の工夫も凝らす。
同社営業部・西川毅部長は「今の、そしてこれからの日本には何が必要なのかが驚くほど詰まっている。談志ファンならずとも手に取ってほしい一冊」と話す。
なお、20年1月10日に初版7000部で発売した前作『ビジネスエリートがなぜか身につけている 教養としての落語』は、現在6刷2万8000部に達している。