漫画家、文筆家として活躍するヤマザキマリさんの毎日新聞の人気連載「人生相談」をまとめた書籍「ヤマザキマリの人生談義 悩みは一日にして成らず」が11月9日、毎日新聞出版から発売された。
ヤマザキさんは17歳の時にイタリアに渡り、エジプト、シリア、ポルトガル、アメリカを経て、今はイタリアと日本を拠点に活動している。日本社会の〝常識〟にとらわれない分析やコメントが持ち味だ。
毎日新聞土曜日朝刊の「人生相談」に、2017年4月から隔週で登場。さまざまな悩みを寄せる読者に、人間の本質にそっと触れる言葉を時にユーモアを交えて伝えてきた。
本書は、今年6月までに掲載された100件の相談と回答に加筆、再構成し、「あの人さえ変わってくれたら」「こんな毎日、耐えられない!」「その一歩が踏み出せない」など状況別に8章にまとめた。
ヤマザキさんは「改めて読み直してみると、それぞれの悩み越しに人間という生き物の味わい深さを痛感させられる。人間は厄介だからこそ、面白い!」と話している。