インプレスR&D 個人出版大賞「ネクパブPODアワード2022」応募受付を開始 メディアドゥ協賛で個人出版を応援

2021年11月12日

 

 インプレスR&Dは11月1日、AmazonのPOD(プリント・オンデマンド)を活用した個人向け出版販売支援サービス「ネクパブ・オーサーズプレス」を利用した紙書籍の出版者を対象に、個人出版大賞「ネクパブPODアワード2022」を開催すると発表した。

 

 「ネクパブPODアワード2022は、出版内容、革新性、作品に込めたメッセージ、オンデマンド出版ならではの活用方法など、優れた出版活動を行っている著者に贈られる賞。今回で5回目の開催となる。また、イベントにはメディアドゥが協賛。メディアドゥは、インプレスR&Dの親会社であるインプレスホールディングスと、POD書籍出版市場の拡大を目的とした業務提携の検討を開始している。

 

 昨年度は、185人のエントリ−があり、グランプリには出版は初体験、パソコンもほとんど使えないという段階からクオリティの本を作り上げた人が選出された。

 

 応募受付期間は2021年11月1日から22年1月13日まで。「ネクパブ・オーサーズプレス」の会員であり、同サービスを利用して紙書籍(POD)を出版していることや、応募書籍が応募時点でAmazon.co.jpで1冊以上の販売実績があることなどが条件。プロ・アマ、ジャンルや年齢は問わない。応募条件を満たしていることを確認後、特設サイトより応募できる。

 

 締め切り後、応募者の中から選考委員会による審査で受賞者を決定。各賞は2022年3月に、オンラインで開催予定の授賞式で発表される。また、グランプリには賞金30万円、優秀賞には各20万円、特別賞には各10万円が贈られる。総賞金は200万円。

 

 同社では16年10月から、PODとECの融合によるイノベーションを活用した「ネクパブ・オーサーズプレス(旧称:著者向けPOD出版サービス)」を開始。所定の形式の原稿ファイルを用意することで、誰でも基本無料で紙書籍や電子書籍を出版、Amazon.co.jpで販売することができる。

 

 今年度は、Amazonで、同サービスの紙書籍(POD)の累計出版点数が5000冊を突破し、累計販売額は5億円を突破した。新しい出版方法に期待が高まる中、同賞の開催により、出版の原点である著者、そしてユニークな知の流通を応援する。