埼玉県飯能市で「ムーミンバレーパーク」を運営する株式会社ムーミン物語は、市内の保育所及び幼稚園などにアニメーション「ムーミン谷のなかまたち」のDVDや絵本などを贈り、その寄贈式を11月17日に同パークで開催した。
寄贈式にはムーミン物語のロバート・ハースト代表取締役と同市の新井重治市長が参加。保育所のNicot飯能と、さゆり幼稚園の園児約40人を招いて、園児代表に徳間書店刊行の絵本とKADOKAWA発行のDVD、ムーミン物語のぬいぐるみを贈った。
絵本とDVD、ぬいぐるみは各1つずつ市内の保育所及び幼稚園など計27施設に寄贈される。
式典でハースト社長は「楽しい音楽と作品を通じて、自分で物事を考える力、多様な価値観の育成などを育む機会を提供できれば」とあいさつ。新井市長は「皆さんのところに届けますから、待っててください」と呼びかけた。
「ムーミン谷のなかまたち」は作品が生まれたフィンランドで制作されたCGアニメーション。日本では株式会社ライツ・アンド・ブランズの配給で11月6日にNHKのEテレで毎週土曜日午前10時30分から、BS4Kで毎週日曜日午前9時から放映が開始された。
KADOKAWA発売の「通常版DVD―BOX」(4枚組)は全13話収録、4時間59分、価格7480円(税込)、「通常版Blu―ray―BOX」(4枚組)は価格1万780円(税込)。
絵本は徳間書店からアニメーションのシーズン1から9話を収録した『ムーミン谷のなかまたち リトルミイがやってきた』、シーズン1とシーズン2から9話を収録した『ムーミン谷のなかまたち 真冬のご先祖さま』の2点が刊行されている。AB判、定価1870円、125ページと128ページ。