日本出版販売は11月30日、「出版物販売額の実態2021」を発行した。同社は今年度から紙媒体の発行を取りやめ、電子版(PDF版)のみに移行する。
「出版物販売額の実態」は、出版物がどのような販売ルートをたどって読者のもとに届いているかを調査したルート別の販売額や、都市別の出版物年間販売額などを推定算出した資料。1974年から毎年発行されててきた。
第1部「販売額の実態」・第2部「タッチポイント別 市場規模」・第3部「都市別 出版物販売額」の3部構成で、電子出版物や図書館、教科書など、読者と本が接するさまざまな市場の実態把握に努めた内容となっている。また、今年度から、付録資料として「表データ(Excel)」が追加されている。
価格は1540円(税込)。オンライン書店Honya Club.comから購入できる。
そして、昨今のデジタル化の動向に伴う電子版(PDF版)の購入者増加を受けて、同書は今年度から紙媒体の発行が中止となり、電子版(PDF版)のみに移行する。