岩手日報社は2021年12月31日、元旦号をセットし配達する新聞販売店を見学する第1回「大晦日作業激励キャラバン」を行い、元日付朝刊作業の輸送業者、販売店を巡り、新年を迎える思いを共有した。
キャラバンには岩手日報社・東根千万億社長・主筆ら役員、一般社員20人が参加した。矢巾町広宮沢の同社制作センタートラックヤード、北上市若宮町の岩手日報北上センター(河口仁朗所長)の2カ所を巡り、最前線の従業員らを激励した。
トラックヤードで行われた出発式には、輸送担当のドライバーら約30人が参加。東根社長が「発行本社社員にも輸送、販売のフロントラインを見てもらいたいと思い、このような出発式となった。大晦日に夜を徹して新聞を届ける皆さまの使命感に敬意を表しエールを送りたい」と感謝を伝え、ドライバー全員に記念品を贈った。
輸送業者を代表し、丸大運輸の大和潔盛岡南営業所長が「安全に届けてまいります」と力強く決意表明した。
北上センターでは、畠山秀樹執行役員販売局長が「大晦日は販売店にとって一番忙しい特別な日であり、それは発行本社にとっても同じ。思いを一つにして一緒に頑張りましょう」と激励。参加者は河口所長から元日付の作業手順の説明を受けた後、作業場を見学した。
同日は学生アルバイトも含め約50人が従事。朝刊が店着すると、手際よく特集号とチラシを折り込み、手渡しリレーで次々と配送車に積み込んだ。同日は最低気温氷点下6・3度という厳しい冷え込みとなったが、作業場は迅速・確実に元旦号をさばく従業員らの熱気に包まれた。
河口所長は「一番大変な日の現場を役員・社員に見てもらいたいという発行本社の思いを胸に刻み、わたしたちも日々精進していきたい」と新年に向け誓いを新たにした。