AJEC第16回日本編集制作大賞 グランプリはアーク・コミュニケーションズ『47都道府県 ニッポン学び旅200』

2022年1月24日

 日本編集制作協会(AJEC)はこのほど、第16回日本編集制作大賞にグランプリのアーク・コミュニケーションズ『47都道府県 ニッポン学び旅200』(発行・朝日新聞出版)と各部門賞を選出した。

 

 

 グランプリの『47都道府県 ニッポン学び旅200』は日本国内約200スポットを国語、社会、理科、美術など学科別にセレクトして紹介。素材集めや情報の整理という編集の力が発揮されているとともに、旅行・家族と学習を結びつけた企画力がコロナ禍によって外出制限やDXが進む時代にあって、新たな教育商品の可能性を示している点が評価された。

 

 一般書部門賞は橋やトンネル、レールなどの古い鉄道施設から鉄道史を解説したアッシュの『昭和・平成を生き抜いた鉄道遺産 関東編』(発行・昭文社)、エイティエイトの教材部門賞は「文章力」と「想像力」を伸ばす作文ドリル『空想作文ドリル』(発行・学研プラス)、企業・PR部門はアーク・コミュニケーションズの台湾の優良製品を世界に発信するための冊子『すごいぞ台湾』(発行・中華民国対外貿易発展協議会)、デジタル・IT部門賞はアート工房の売れ筋コンテンツ新中問をデジタル教材化した『Web版Manavi高校入試問題工房』(発行・アート工房)。

 

 同賞はAJECに加盟する編集制作会社が、それぞれ部門別に応募した制作物から選考される。今回は「一般書部門」25作品、「教材部門」17作品、「企業・PR部門」8作品、「デジタル・IT部門」5作品の応募があった。今回は昨年度に引き続き授賞式は行わず、記念の盾を各部門賞とグランプリの受賞社に送付した。