日本新聞協会はこのほど、「日刊紙の都道府県別発行部数と普及度調査」結果をまとめた。それによると、2021年10月現在の総発行部数は、前年比(以下同)5・9%減の3302万7135部だった。17年連続の減少。前年は過去最大の減少幅(7・2%減)だったが、1・3㌽縮小した。部数でみると、206万4809部落ち込んだ。
同調査は、新聞協会加盟の日刊113紙を対象に部数を集計した。内訳は一般紙97、スポーツ紙16。発行形態別では朝夕刊セット紙が29、朝刊単独紙が73、夕刊単独紙が11。
種類別にみると、一般紙は5・5%減の3065万7153部、スポーツ紙は10・1%減の236万9982部だった。一般紙は17年連続、スポーツ紙は21年連続で減少。
10年前の2011年と比べると、総発行部数は約1532万部減少している。一般紙は約1343万部、スポーツ紙は約188万部それぞれ減った。
発 行形態別にみると、朝夕刊セット部数は10・6%減の648万4982部だった。朝刊単独部数は4・2%減の2591万4024部、夕刊単独部数は19・0%減の62万8129部だった。
全国12の地区別にみると、減少幅が最も大きいのは大阪で8・0%減。東京(7・3%減)、近畿(6・5%減)、中部(6・1%減)が続く。
中国は5・9%減、関東は5・7%減、九州は5・2%減。沖縄は5・0%減、四国と北陸はともに4・4%減、東北は4・3%減、北海道は4・2%減だった。
1世帯当たりの部数は0・04部減少して0・57部となった。08年から1・0部を割り込んでいる。人口1000人当たりの部数は、21部減の319部となった。世帯数は前年より46万8000世帯増えている。