オーディオブック配信サービス「audiobook.jp」を運営するオトバンクは、法人向けオーディオブック聴き放題プラン「audiobook.jp 法人版」を、1月26日から提供開始した。
「audiobook.jp 法人版」は、ビジネス書を中心に1万冊以上のオーディオブックが聴き放題。いつでもどこでもスキマ時間にオーディオブックが聴けるので、読書習慣のない社員でも気軽に学習しやすく、組織全体に継続学習の風土を効率的に根付かせることができる。
導入方法は、会員登録と専用アプリのダウンロードを行い各自で利用開始する。管理者は社員のコンテンツ視聴状況(誰が、何を、何分聞いたかどうか)を把握することができるので、社員研修プログラムの一環としても適用可能。また、福利厚生充実による、社員のエンゲージメント向上やSDGs対応にもつながる。
利用料金は、一般向けの聴き放題プランが一人880円に対し、法人向けプランは通常の最大約3割引で提供している。
実際に福利厚生として同サービスを導入した、オオスミ代表取締役社長の大角武志氏は、「本離れ、活字離れを感じる昨今、多くの社員に利用してもらいたいという思いが利用のきっかけ。効果としては、メンバーの社内クチコミなどで最初は遠慮していた社員もメンバーに加わり始め広がっている」とコメント。導入企業では、読書会や 社員研修、新入社員教育など様々な場で活用されている。
オトバンク創業者・代表取締役会長の上田渉氏は、「企業の成長にオーディオブックが寄与し、日本経済の発展に繋がればこんなに嬉しいことはない。オーディオブックで『聞く文化』を根付かせ、日本を元気にしていきたい』と同サービスに込めた思いを語った。
オトバンクは2018年から、一般向けのオーディオブック聴き放題プランを開始。2021年6月には登録会員数が200万人を突破。コロナ禍でのオンライン研修への急速な切り替わりや、2021年から一部の企業でテスト導入していた法人向けのオーディオブック聴き放題プランが好評なことを受けて、本格的に提供を開始した。
【デジタルトレンド 急成長するオーディオブック市場 オーディブルが「聴き放題」サービス参入(堀鉄彦)】