文化通信社はこのほど、全国で発行されている地域紙などが自由に閲覧できる「ふるさと新聞ライブラリー」(東京・文京区、文化通信社内)と協力して、地域紙の2022年元日号(新年号)のページ数を調査した。調査した紙数が前年と変わっているため、単純な比較はできないものの、各紙のページ数は前年と増減なしがほとんどだった。(※表に記載している地域紙の元日号は、文化通信社内のふるさと新聞ライブラリーで閲覧できます)
調査対象の新聞は、「ふるさと新聞ライブラリー」に寄贈されている地域紙。原則的に日刊紙は1月1日付の号、日刊紙以外は新年最初に発行された号のページ数を調べた。
地域紙で元日号のページ数が最も多かったのは、市民タイムスの144㌻。巻頭ワイド特集(ブランケット判8㌻)、第1~6部(タブロイド判128㌻)を発行した。
上越タイムスも、糸魚川版を含めタブロイド判104㌻を発行。須坂新聞、洛タイ新報は前年と同様、それぞれタブロイド判96㌻を、日刊人吉新聞はタブロイド判88㌻を発行した。
また、三條新聞はブランケット判84㌻(計7部)、宮古新報も同じくブランケット判84㌻(計7部)を出した。釧路新聞、苫小牧民報もブランケット判80㌻を発行した。柏崎日報は通常はブランケット判だが、新年号は冊子(84㌻)として出している。
宇部日報はブランケット判62㌻を発行。同紙は前身の宇部時報から数え、今年7月で創刊110周年を迎える。函館新聞はブランケット判56㌻を発行。同紙は今年で創刊25周年。1997年1月1日に夕刊紙として誕生し、2000年4月に朝刊紙に移行した。
各紙の元日号はカラフルな紙面が目立った。1面トップに地元の人たちの姿を写した写真を、大きく使う新聞も多かった。今年、本土復帰から50年となる沖縄県の地域紙、宮古新報、宮古毎日新聞、八重山毎日新聞もそれぞれ、1面で将来への展望などを大きく載せた。