大日本印刷(DNP)が丸善ジュンク堂書店、文教堂およびトゥ・ディファクトと共同で運営するハイブリッド型総合書店「honto」は2月2日、今年1月に会員数が700万人を突破したことを発表した。「巣ごもり」による読書ニーズ拡大で、年間の新規会員数がコロナ禍前の2019年に比べて50%以上の伸長が続いているという。
同社によると、「honto」は丸善・ジュンク堂書店・文教堂などのリアル書店と、ネット書店(本の通販ストア、電子書籍ストア)を共通の会員プラットフォームで連携した「ハイブリッド型総合書店」として、12年5月にサービスを開始した。
紙の本と電子書籍、リアル書店とネット書店を使い分ける利用者に、「honto」独自のハイブリットサービスが広がり、20年10月に600万人に到達した。
その後、巣ごもり生活が続いたことによる読書ニーズの拡大で、20年から21年における年間新規会員数がコロナ禍前比で50%以上の伸長が続き、月間入会者数も6万人強のペースで堅調に推移したとしている。
「honto」は、「今後も国内の書籍・漫画好きの読者をはじめ、海外にいる読者も視野にハイブリッド型ならではの価値を活かして、他書店にはないサービスを展開していく」とし、700万人突破を記念したキャンペーンを今年3月から実施することにしている。