日販「いくつのえほん2022」 スタート 全国1200書店で

2022年2月21日

 日本出版販売(日販)は2月9日から、年齢別絵本陳列企画「いくつのえほん2022」を開始した。全国約1200書店で、絵本ガイド冊子の配布、掲載作品のコーナー展開を実施する。

 

書店での展開の様子(丸善お茶の水店)

 

 「いくつのえほん」は、絵本・児童書の情報サイト「絵本ナビ」の会員75万人が、0歳から5歳向けに選んだ「本当に読んでほしい絵本」を年齢別におすすめする通年企画。今年で8年目を迎えた。長く読み継がれているロングセラーから、近年刊行された話題の絵本まで、幅広く130作品を紹介している。

 

 「いくつのえほん」展開書店では特設コーナーを設置し、パネルやPOPなどで年齢別に選びやすく分かりやすい売場を作っている。「絵本は種類がありすぎて、どれを選べばよいのかわからない」「どの絵本が自分の子に向いているのだろう?」といった声に応えて、書店の売り上げにも貢献するとしている。

 

 絵本ガイド「いくつのえほん」は、選ばれた全作品の内容紹介や「絵本ナビ」メンバーのママ・パパによるレビューなど、絵本選びの参考になる情報が掲載した小冊子。全国の展開書店で配布している。

 

 レビューによって「何歳の子どもに読んで、どんな反応があったか」ということなどがわかり、絵本をプレゼントする際の参考にもなるという。2022年版は、巻頭にタレント・関根麻里さんからのメッセージと、読み聞かせについてのコラムを掲載している。