第26回手塚治虫文化賞 「マンガ大賞」最終候補に『【推しの子】』など9作品

2022年2月25日

 朝日新聞社は2月21日、第26回「手塚治虫文化賞」の最優秀作に贈られる「マンガ大賞」の最終候補9作品を発表した。ノミネート作品は、『【推しの子】』(集英社)、『怪獣8号』(同)、『ジョジョリオン』(同)、『高丘親王航海記』(KADOKAWA)、『チ。―地球の運動について―』(小学館)、『ミステリと言う勿れ』(同)、『風太郎不戦日記』(講談社)、『望郷太郎』(同)、『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』(白泉社)。受賞作品は最終選考委員会を経て4月下旬、朝日新聞紙上と朝日新聞デジタルで結果を発表する。

 

第26回手塚治虫文化賞・マンガ大賞ノミネート9作品の書影

 

 同賞は、日本のマンガ文化の発展、向上に大きな役割を果たした手塚治虫氏の業績を記念し、志を継いでマンガ文化の健全な発展に寄与を目的として朝日新聞社が1997年に創設した。

 

 第26回は2021年に刊行・発表されたマンガ作品が選考の対象。「マンガ大賞」のほか、「新生賞」「短編賞」「特別賞」があり、受賞者には鉄腕アトム像(横山宏氏作)と賞金が贈られる。贈呈式は6月2日、朝日新聞東京本社で開催する。また、候補作品選出の予想投票も応募サイトで実施している。「マンガ大賞」受賞作に投票すると、その中から抽選で50人に第26回記念ピンバッジをプレゼントする。締め切りは3月31日まで。