読売新聞大阪本社と、新聞販売店でつくる大阪読売会(出射健一郎会長)は3月から、大阪府の児童福祉施設25か所に、小中高校生向けの新聞を無償提供する。子どもたちに活字に親しんでもらうための取り組みで、2月9日、府に目録を贈呈した。
家庭での養育が難しい子どもたちが生活する児童養護施設18か所と障害児入所施設7か所に、読売KODOMO新聞と読売中高生新聞計145部を1年間届ける。大阪本社が府と締結した包括連携協定の一環として実施する。
府公館で行われた贈呈式で、大阪本社の山岸徹也・役員室長が永尾光年・府子ども室長に目録を手渡した。府から感謝状を贈られた出射会長は「子どもたちの学びに役立ててほしい」と述べた。
包括連携協定は、企業や団体が社会貢献活動として、地域活性化や府民サービス向上などに協力する制度。大阪本社は「教育・人材育成」「子ども・福祉」など8分野で協力し、活字文化の推進や地域の見守り活動などに取り組む。協定書には、協定が取材活動や報道に影響を及ぼすことがない旨を明記している。