三洋堂書店は3月3日、コミックアワード「＃でらコミ！３」の入賞作品を発表した。大賞には三浦糀「アオのハコ」（集英社）が選ばれた。総投票数は3784票だった。
同作品は「週刊少年ジャンプ」で連載中の少年漫画。担当編集者は「性別、世代問わずに読んでいただきたい青春ラブストーリーです。もっともっと多くの人に広まるよう、これからも変わらず応援いただけると嬉しいです！」とコメントを寄せた。
準大賞は二階堂幸「雨と君と」（講談社・「ヤングマガジン」連載）。二階堂氏は「世の中にはまだまだ面白い漫画が隠れています。こういった取り組みが、新しい本と出合う機会になればいいなと思います。」とコメントした。3位はナガノ「ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ」（同・ツイッター連載）だった。
入賞作品を展開する菰野店（三重県菰野町）
3月4日から三洋堂書店全店で全30タイトルの店頭フェアを開始した。今回初めて動画も製作した。YouTube内の「スマ本屋三洋堂公式チャンネル」で公開している。作者のコメントなどとともに上位10作品を紹介。三洋堂書店コミックバイヤー2人も出演している。
5月8日まで大賞から3位までの受賞作品各シリーズ全巻を対象に、1冊購入で三洋堂ポイント20ポイントを追加で進呈するキャンペーンも実施する。
「＃でらコミ！」は一押しコミックを利用者、三洋堂スタッフ、出版社が協力して盛り上げていく企画で今年で3回目。ノミネート作品は三洋堂書店全従業員の投票で30点を選んだ。