東京都交通局は3月4日から、都営大江戸線に設置した「子育て応援スペース」で、福音館書店が出版刊行するロングセラー絵本「だるまちゃん」シリーズの装飾を施した車両を順次運行すると発表した。
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「だるまちゃんとかみなりちゃん」車内装飾イメージ
都営地下鉄では、小さな子ども連れの乗客にも安心して、気兼ねなく電車を利用してもらえるようにと、大江戸線で「子育て応援スペース」を設置した車両を9編成運行している。3月4日から「だるまちゃん」シリーズの装飾を新たに施した車両を3編成、「ぐるんぱのようちえん」デザインの車両を1編成追加した。
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「だるまちゃんとてんぐちゃん」車外ステッカー
福音館書店のロングセラー絵本『だるまちゃんとてんぐちゃん』は、1967年刊行されたシリーズ第1作。主人公のだるまちゃんが友だちのてんぐちゃんの持っているものを何でも欲しがるストーリー。『だるまちゃんとかみなりちゃん』は68年刊行のシリーズ2作目。同社によると、「2作とも刊行から半世紀以上経った今なお、子どもに大人気のロングセラー絵本」だという。
大江戸線の「子育て応援スペース」設置車両は合計13編成となり、運行本数も大幅に増加する。3号車、6号車のフリースペースで、号車ごとに異なる2種類のデザインで装飾する。
東京都交通局は「この取り組みを通じて、引き続き、社会全体で子育てを応援する気運の醸成に寄与していく」としている。