文化通信社 「こどものための100冊 2022」書店の参加募集開始

2022年3月16日

 

 文化通信社は4月29日から開催する「こどものための100冊」キャンペーンに向け、参加書店の募集を開始している。子育て中の著名人らが選んだ子どもの本100点を掲載するカタログを作成し、書店での配布や関連フェアを提案。あわせて図書館での展開、保育園などを通した子どもたちへの直接配布などを行う。

 

 キャンペーン期間は4月29日から6月30日のゴールデンウィークから夏休み前までの2カ月間。書店には冊子『こどものための100冊2022』(B5判・60ページ)100冊と、ポスターやPOPなど拡材を同梱したセットを提供。店頭での冊子配布と、掲載図書のフェアを提案する。

 

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『こどものための100冊 2022』の表紙

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『こどものための100冊 2022』見開きイメージ

 

 掲載図書を選書する著名人は東京オリンピックなどで柔道日本代表監督を務めた井上康生氏や、朝の連続テレビ小説にも出演し注目の尾上菊之助氏、マナカナで知られる俳優の三倉佳奈さん、三倉茉奈さんをはじめ各界から22名を選出。

 

 冊子では、それぞれが思いを込めて選んだ4冊にコメントや選者の顔写真を付して1ページで掲載。このほか、詩人・谷川俊太郎氏による巻頭言、作家・角野栄子さんのインタビュー、フランスの絵本事情など関連する読み物も収録する。

 

 あわせてこの期間に書店で1000円以上購入すると応募できるプレゼントキャンペーンを展開。店頭のすべての商材が対象になり、期間中に1000円以上購入したレシートを添付して専用サイトで応募できる。

 

 書店向けセットに同梱する拡材は、キャンペーンをアピールするA2ポスターとフェア用POP、そしてプレゼントキャンペーンの景品と応募用QRコードを掲載したA2ポスター、レジなどで配布できるプレゼント応募用チラシ。さらに選者名を個別に記載したPOPなどもデータで提供する。

 

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キャンペーンポスター

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プレゼントキャンペーンポスター

 

 書店へのセット提供価格は6000円、買い切り条件。大手取次の日本出版販売とトーハンが配本する(初回のみ・追加配本なし)。申し込みは専用注文書と専用サイトから受けている。申し込み締め切りは4月4日。

 

 また、3月17、23、28日に書店向けのオンライン説明会を開き、キャンペーン参加のメリット、活用方法などを説明する。

 

好評だった前回キャンペーン

 

 昨年6月から8月に開催した第1回「こどものための100冊」キャンペーンには、書店約300店が参加。各店はメイン平台などを使ったコーナーを展開し、冊子を無料配布する店が多かった。

 

 開催後に行ったアンケートに対して、参加書店からは「口コミで広がり、カタログをもらいに来たお客様が多数いた」「フェアを展開していない店舗にもカタログを取りに来たお客様がいた」「お客様より連絡をいただいた店舗も多く、カタログの評価は高かった」「大人の方がむしろ興味を持って手に取られている場面を多く見た」「フェアとしては良く書籍が売れた」といった評価が寄せられ、次回も参加したいという声が76%を超えた。

 

ブックエース県庁店

ふたば書房御池ゼスト店

紀伊國屋書店新宿本店

 開催時期については、繁忙期の夏休みを避けてほしいという意見が多かったことから、今年はゴールデンウィークから夏休み前に期間を設定した。

 

 一方、出版社からもPOSデータによって掲載図書の売れ行きが良かったとの報告があった。特に、最近店頭に並びにくくなっている作品ほど顕著に効果が表れたという。

 

 前回のプレゼントキャンペーンには全国から約13万4000通の応募が寄せられたが、ポスター掲示やレジで1000円以上購入した顧客へのチラシ配布などを積極的に行った書店のある地域からの応募者が多かった。

 

 図書館は約100館が参加。掲載図書のフェアなどを行い、アンケートでは「並べていた本がごっそりと借りられていて、すっからかんの状態となった」「一週間と経たないうちにほとんどが貸出中となった。何より『こどものための100冊』というタイトルが秀逸で、人(特に保護者さん)を引き付けることを実感した」と評価する意見がほとんどで、次回も参加したいとの声は92%に達した。

 

江東区立東大島図書館

福岡県遠賀町立図書館

 

 保育園ではグローバルキッズ、JPホールディングス、学研ココファン・ナーサリー、さくらさくみらいの大手4社が合わせて6万人に達する園児に冊子を配布。さらに幼児用品販売の赤ちゃん本舗が通信販売の商品に同梱して約4万冊を配布したのをはじめとして、多くの子どもとその家族に直接届けられ、SNSなどでの拡散に結び付いた。これらと書店、図書館を合わせて冊子の配布は約15万部に達した。

 

JPホールディングス

グローバルキッズ

 

「こどものための100 2022」で選書する著名人(50音順)

 

秋元さくら(「モルソー」オーナーシェフ)・石田明(漫才師)・井上康生(柔道家)・内田恭子(フリーアナウンサー)・蛯原友里(モデル)・岡崎裕子(陶芸家)・尾上菊之助(歌舞伎俳優)・嘉納治郎右衞門(菊正宗酒造)・工藤紀子(医師)・小山進(パティシエ エスコヤマオーナーシェフ)・齋藤紫(野菜ソムリエ)・潮田玲子(元バドミントン日本代表選手)・友利新(医師 内科・皮膚科)・中越典子(俳優)・笛木優子(俳優)・福井正一(フジッコ)・細川直美(俳優)・三浦瑠麗(国際政治学者)・三倉佳奈(俳優)・三倉茉奈(俳優)・宮本笑里(ヴァイオリニスト)・横川正紀(ウェルカムグループ)

 

書店向け説明会への参加はこちらhttps://forms.gle/aNxT1DnZMxdgii5k9

書店の参加申し込みはこちらhttps://forms.gle/WuYPqzSg3ZvqKaEu7

 


 

第1回キャンペーン書店での展開

 

大垣書店イオンモール京都五条

くまざわ書店柳津店

BOOKSえみたすアピタ瀬戸店

TSUTAYA BOOKSTOREカラフルタウン岐阜

オリオン書房ルミネ立川店

久美堂本町田店

啓文社BOOKS PLUS緑町店

宮脇書店徳山店

リブロ大分わさだ店