東急エージェンシーは3月23日、新刊本『広告コミュニケーション成功の法則』を発行した。2000年発行のジョン・ロシター&ラリー・パーシーの名著『ブランド・コミュニケーションの理論と実際』(原書=Marketing Communications)以来、同シリーズの邦訳版を発行しており、その最新版となる。
同書は、今後ますますマーケティング・コミュニケーション業界が直面するであろう3つの大きな課題として、「マーケティングのより効率的な実施」「質の高いクリエイティブの制作」「広告をブロック、スキップする消費者へのリーチ方法」をあげ、各章で詳細に検討を加えている。
今回は、共著者に世界有数の広告調査の専門家であるラース・ベルクヴィスト氏を加え、それぞれの計画ステップで利用できる調査方法も紹介している。
監訳は、長年にわたり広告効果の理論、統合型マーケティング・コミュニケーションなどの研究を続け、日本広告学会、初の女性会長だった東京経済大学経営学部・岸志津江教授が担当した。「学術論でも感覚論でもない、実務で使える理論フレームを網羅したマーケティング・コミュニケーションに携わる人にとって必読の1冊」としている。