日本広告業協会(JAAA)主催による2021年のクリエイター・オブ・ザ・イヤーに、博報堂の山﨑博司氏が選ばれた。同協会が3月25日に発表した。そのほか、メダリスト8人も決まった。
33回目を迎える同賞は、協会会員社の中で、クリエイティビティを発揮して、顧客や社会の課題解決をする施策の実施までを牽引し、広告会社の価値向上や機能の拡張につながるクリエイティブワークを、1年間に複数生み出したクリエイター個人を表彰する。
今回からは「広告会社の価値の向上につながる『課題解決のアイデア』『クリエイティブのレベルを引き上げるクオリティ』『クリエイティブの領域の拡張性』が優れていること」の3つを新基準に、厳正に審査した。
山﨑氏の主なクリエイティブワークは、▽THE FIRST TAKE / YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」▽日本マクドナルド ハッピーセット年間キャンペーン「みんなで!どう解く?」▽㈱LIFULL / LIFULL HOME’S 「FRIENDLY DOOR」──など。
同協会では「『コロナ禍の音楽業界』『時代にあった道徳教育』など、社会に存在している課題に対し、シンプルで強いアイデアで、圧倒的なムーブメントを世の中に生み出しながら、これらを解決に導いている。広告会社のクリエイティブが目指す可能性を大きく広げた」ことが評価されたとしている。
表彰は、5月31日に開催予定の22年度定時総会・表彰式で行う。受賞者一覧は次の通り。
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〈2021 CREATOR OF THE YEAR〉
▽山﨑博司氏=博報堂クリエイティブコンサルティング局 コピーライター/クリエイティブディレクター
〈2021 CREATOR OF THE YEAR MEDALIST〉
▽北田有一氏=電通 第1CRプランニング局 クリエーティブ・ディレクター
▽市之瀬浩子氏=TBWA/HAKUHODO Disruption Lab・CM Planner
▽田中直基氏=電通 Dentsu Lab Tokyo クリエーティブ・ディレクター
▽上島史朗氏=フロンテッジ ソリューションクリイエティブディビジョン シニアクリエイティブディレクター ソリューションプロジェクトリーダー Frontage Creative Perch グループリーダー
▽皆川壮一郎氏=博報堂ケトル/博報堂 クリエイティブディレクター
▽関谷“アネーロ”拓巳氏=TBWA/HAKUHODO Disruption Lab アクティベーションプランナー
▽石川隆一氏=電通デジタル アドバンストクリエイティブセンター AIクリエイティブ事業部 AI研究開発グループ
▽小笠原潤氏=グレイワールドワイド クリエイティブシニアクリエイティブディレクター/アートディレクター