マンガ大賞2022は『ダーウィン事変』が1位に

2022年4月11日

 書店員らの選考員が「今、この瞬間一番薦めたいマンガ」を選ぶ『マンガ大賞2022』の授賞式が3月28日、都内で開催され、大賞に『ダーウィン事変』(うめざわしゅん作、講談社)が選ばれた。

 

 

 同賞は08年に創設され今年15回目。昨年1年間(21年1月1日~12月31日)に単行本が発売された作品で、最大巻数が8巻までのマンガ作品が選考の対象。電子書籍も含む。

 

 各選考員が推薦したい作品、最大で5作品を選出し、1次選考で得票数が多かった10作品をノミネート作品とした。選考委員は全ノミネート作品を読んだうえで、上位3作品に投票。マンガ大賞を決定した。

 

 『ダーウィン事変』は、「テロ」「差別」などヒトが抱える問題に、ヒト以外の生き物が問題に向き合うヒューマン&ノン・ヒューマンドラマ。20年6月から『月刊アフタヌーン』(講談社)で連載がスタートした。

 

 マンガ大賞の第2位は『ルックバック』、3位は『ひらやすみ』だった。ノミネート作品は次の通り。▽『海が走るエンドロール』▽『【推しの子】』▽『女の園の星』▽『自転車屋さんの高橋くん』▽『ダーウィン事変』▽『ダンダダン』▽『チ。―地球の運動について―』▽『トリリオンゲーム』▽『ひらやすみ』▽『ルックバック』