朝日新聞社は4月25日、主催する第26回手塚治虫文化賞の受賞作・受賞者を発表した。マンガ大賞は魚豊氏『チ。―地球の運動について―』が受賞した。新生賞には谷口菜津子氏、短編賞にはオカヤイヅミ氏がそれぞれ選出された。
贈呈式は、6月2日に東京・築地の浜離宮朝日ホールで開く。贈呈式では従来の紙だけでなくデジタル世界への進出が盛んなマンガ媒体の現状などについて、講談社コミックDAYSの井上威朗編集長などが登壇し語り合う記念イベントも予定している。贈呈式・記念イベントには一般参加者200人を募集する。
同賞は日本のマンガ文化の発展、向上に大きな役割を果たした手塚治虫氏の業績を記念し、志を継いでマンガ文化の健全な発展に寄与することを目的に朝日新聞社が1997年に創設。年間を通じて最も優れた作品に贈る「マンガ大賞」のほか、「新生賞」「短編賞」「特別賞」がある。
選考委員は漫画家の秋本治氏やタレントの高橋みなみ氏、学習院大学教授の中条省平氏らの他に、朝日新聞社内から常務取締役コンテンツ・デジタル政策統括/編集担当の角田克氏、東京本社文化部長の喜多克尚氏が担当した。
贈呈式・記念イベントは6月2日14~16時、申し込み締め切りは5月11日。応募ページ=http://t.asahi.com/26event