講談社は、グローバルパートナーシップ契約を結ぶリバプール・フットボール・クラブ(以下リバプールFC)のスタジアム、アンフィールドで読書イベントを開催した。
3月のイギリスにおける「ワールド・ブック・デー」には、同社とリバプールFCの財団(以下LFC財団)によってリバプールの学校に通う300人以上の生徒がアンフィールドに招かれ、コラボマンガなどを楽しんだ後お土産として塗り絵を受け取った。
生徒たちは自宅では好きな本の感想を書いたしおりを作るという課題に取り組む。最優秀作品はアンフィールドでの主催試合のチケットが贈られ、優秀作品は学校のしおりとして採用される予定。
同社はリバプールFCとともに、地元の小学生に読書の楽しさを知ってもらうための支援や、地域の識字率向上を目的とした活動を行っている。
また20年以上にわたり、読書推進事業にも取り組んでおり、「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」は「メセナアワード2018」のメセナ大賞を受賞している。
リバプールFCに所属し、講談社のパーパスである“Inspire Impossible Stories”のアンバサダーを務める南野拓実選手は、このイベントについて「サッカーが読書好きになるきっかけになったら嬉しい。アンフィールドでの楽しい思い出と本を読む喜びが結びつくのは、とてもいい体験になると思う」と語った。
“inspiRED(インスパイアード)”を共通理念として掲げる両団体はこのほか、困難な環境におかれた若者たちを対象とした就業支援プログラム「Creative Works」をはじめ、子どもたちに寄り添い応援する活動を続けていくとしている。