西日本新聞社はこのほど、焼酎に特化したWEBメディア「YAKUSAKE(やくさけ)」を開設した。共同運営するLocal Local株式会社(宮崎県宮崎市)は、21年に西日本新聞社が開催したオープンイノベーションプログラム「X―kakeru(かける)」で最優秀賞を受賞、同事業はその提案から生まれた取り組みだ。
西日本新聞社は、焼酎酒蔵のDX支援や小売業などを行っているLocal Local社との共同運営で、〝酔い知れる焼酎メディア〟をコンセプトとしたWEBメディア「YAKUSAKE(やくさけ)」を運営する。
Local Local社が持っている酒蔵や酒造業界とのつながりと、西日本新聞社のメディア運営リソースを生かし、九州各県の酒蔵の情報を発信するほか、おすすめの焼酎や、健康的な飲み方の解説など、焼酎にまつわるさまざまな情報を発信していく。
メディア名の「YAKUSAKE」は、もともと中国では蒸溜酒を「焼いたお酒」という意味で「焼酒(シャオチュウ)」と表現していたことに由来しているという。
ロゴマークは楕円形で、「ほんの少し酔った状態」を視覚的に表現している。色彩はその時々に応じて変えていき、「自分の色に染めてほしい」という意味を込める。
両社は「焼酎を愛する方々に支えられ、多くの方に読んでいただけるWEBメディアとする。同メディアを基盤としながら、将来的にはEC事業や自治体との連携、商品開発も目指す考え」としている。