産経新聞社は5月5日、第69回「産経児童出版文化賞」の受賞8作品を発表した。大賞には岡田淳さんの『こそあどの森のおとなたちが子どもだったころ』(理論社)が選ばれた。同賞は「次の世代を担う子どもたちに良い本を」を主旨に1954年に制定された。今回は、昨年1年間に刊行された児童向けの新刊書4405点を対象に審査した。
各賞の受賞作品は次の通り。
▽JR賞=『おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで』(岩崎書店)
▽美術賞=『ヴォドニークの水の館 チェコのむかしばなし』(BL出版)
▽産経新聞社賞=『ハタハタ 荒海にかがやく命』(あかね書房)
▽フジテレビ賞=『人魚の夏』(あかね書房)
▽ニッポン放送賞=『つくしちゃんとおねえちゃん』(福音館書店)
▽翻訳作品賞=『ぼくは川のように話す』(偕成社)、『真夜中のちいさなようせい』(ポプラ社)