文化通信社は5月10日、書店向けの販促チラシが一覧できるWebサービス「BookLink」のパイロット版をスタートした。同サービスは出版社が書店向けに作成し、FAXや郵送などで送っているチラシをWeb上で一覧できる。7月1日の正式版提供に先立ち、一部の機能が制限されたパイロット版を無料で提供している。書店の利用は正式版リリース後も無料。
「BookLink」では、出版社がプッシュしたい商材の販促チラシを重版やパブリシティ(新聞・TV・ラジオ・Webへの掲出)などの付帯情報とともに書店へ発信できる。
書店はデジタル化による紙代のコストカットだけでなく、タグ付けされた情報をもとに、自社・自店に合った情報を収集、時間・場所を選ばずにチラシのチェックが行える。ログインで必要となるアカウントは、それぞれの書店本部や店舗にひも付いた「親アカウント」、スタッフ向けの「子アカウント」がある。
管理者権限を持つ「親アカウント」は、ジャンル担当のスタッフに「子アカウント」を個別に割り振ることができる。出版社側も同様のアカウント発行機能を持ち、それぞれのアカウントはマイページで検索条件の設定などが行える。
このほかにもスマホ対応やランキング表示、受発注サイトへのリンク機能など、正式版リリースに向けて、バージョンアップを続けていく予定。出版社・書店の利用や登録についての問い合わせ先は次の通り。
問い合わせは文化通信社、メール= booklink@bunkanews.co.jp