株式会社メディアドゥと株式会社光和コンピューターは6月1日、電子書籍の売上印税管理システム「PUBNAVI(パブナビ)」のサービス提供を正式に開始。これに伴い、「無料お試し版」の申し込み受付も開始した。
電子書籍は販売が開始されると半永久的に売上や印税の管理を継続する必要がある。「パブナビ」はこうした業務に対応する「電子書籍販売管理」「印税計算」「印税支払管理」などの機能をネット環境で利用できるSaaS型で提供するサービス。
開発開始から正式サービス開始までに、16社の出版社を対象にクローズドβ版テストを実施し、そのうち株式会社マンガボックスと株式会社秀和システムの2社はサービス開始に先立って導入し、実際の業務での利用を開始。ほか複数の出版社が導入を検討している。
正式サービス開始に伴い「無料お試し版」の提供も開始。印税管理業務をシステムで運用するには、あらかじめ設定すべきマスター情報や、電子書店・電子取次からの売上データ取り込みなどオペレーションが必要となるが、「無料お試し版」では、売上印税管理業務をシステムで運用する際の流れを「プレビュー版」「トライアル版」の2段階に分けて操作して体験できる。
申し込むと初めにサンプルデータで画面や操作感が体験できる30日間利用可能な「プレビュー版」を提供。その後、導入を検討する場合は、自社データで実際の運用を試すことができる「トライアル版」を提供する。
「パブナビ」の開発は、経済産業省による令和2年度「コンテンツグローバル需要創出等促進事業費補助金(J―LOD)」の「コンテンツのサプライチェーンの生産性向上に資するシステム開発を行う事業の支援」採択事業。
「無料お試し版」の利用はパブナビ製品サイトから申し込む。申し込みサイトhttps://pubnavi.com/otameshi/