日経BPは6月15日取次搬入で、累計発行部数8万部を超える人気ビジネス書シリーズの第3弾『なぜ倒産 令和・粉飾編破綻18社に学ぶ失敗の法則』を初版6000部で刊行した。発売間もなくAmazonの「企業再生・倒産」カテゴリーで1位を取るなど、好調な動き出しだ。
同書は企業経営者向けの月刊誌「日経トップリーダー」で連載されている最近の倒産事例1社に焦点を当て、その経緯と理由を掘り下げて取材する人気コラム「破綻の真相」をまとめたシリーズ。第3弾となる同書は、令和に入ってからを中心に、直近4年間の倒産事例を収録している。
同社編集担当は同書について、内容が充実して一番の自信作だと話す。編集部員の取材力が今までになく光ったとし、同書では破綻した企業の経営者本人のコメントがしっかり取れているケースが多く、中身の濃い「会社を潰した社長の独白」が5本入るなど、読み応えも十分だという。
さらに、倒産という暗いテーマを扱う中で、希望も感じられるケースを最後に紹介することで、読後感が明るくなるように編集。「倒産を避けるためには、また倒産は避けられなかったとしても、明るい未来につながる、よりよい倒産の仕方をするにはどうすればいいかについて、深く考えたのが本書。そういう意味で、まさに今、ビジネスパーソンに広く読んで1冊」とお薦めする書籍だ。
□四六判/264㌻/定価1760円