NPO法人子ども大学くにたち(CUKu)は6月25日、東京・国立市の国立学園小学校で本開校特別記念講演として、ノーベル賞受賞者の白川英樹氏と、俳優で国連開発計画親善大使の紺野美沙子氏が登壇した。
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講演する紺野氏
子ども大学は専門家が子どもたちに大学生レベルの内容を講義する教育プログラム。2002年にドイツのチュービンゲンで生まれ、ヨーロッパに広がり、日本では09年に埼玉県川越市で設立され100校ほどが開校されている。
CUKuは20年に本開校を予定していたがコロナ禍で延期。小規模な講義や小中学校への出前授業、イベントなどを開催してきた。本開校特別記念講演では白川氏が「私の歩んだ道~子どものころに学んだこと・考えたこと」、紺野氏は「途上国で見たこと感じたこと」をデーに講演。400人近くが集まった。
今後の授業は9月21日の国際平和デーをはじめとして、10月、11月の土曜日、12月1日の映画の日を予定している。募集する学生の対象は国立市在住または市内に通学している小学校4、5、6年生。募集人数は300人。授業料は無料。