ヤフーが運営するインターネットニュース配信サービス「Yahoo!ニュース」と、全国の書店員が薦めたい本を投票して大賞を決定する「本屋大賞」は7月26日、「2022年 Yahoo!ニュース/本屋大賞 ノンフィクション本大賞」にノミネートされた6作品を発表した。今後、全国の書店員による投票を経て、11月上旬に大賞作品を発表する。
ノミネートされた作品(著者/出版社)は五十音順に、『朝日新聞政治部』(鮫島浩/講談社)▽『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』(鈴木忠平/文藝春秋)▽『さよなら、野口健』(小林元喜/集英社インターナショナル)▽『ソ連兵へ差し出された娘たち』(平井美帆/集英社)▽『妻はサバイバー』(永田豊隆/朝日新聞出版)▽『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』(川内有緒/集英社インターナショナル)──の6作品。
同賞は、より多くの読者が良質なノンフィクション作品に触れ、世界で起きている事象についての考えを深めてもらうことを目的に、2018年に創設された。対象の作品は、過去一年間に日本で発行された国内作家によるノンフィクション本。発行日は21年7月~22年6月。奥付に準拠。新書、海外作品の翻訳本は除く。大賞作品には、副賞として取材支援費100万円が贈られる。
同賞の特設サイトでは、5回目の開催を記念して、歴代の受賞作を贈賞式でのスピーチとともに振り返る「プレイバック 2018年-2021年」や、前回大賞を受賞した『海をあげる』著者・上間陽子さんに受賞後の変化を伺ったインタビュー記事、「読書芸人」として知られるゾフィーの上田航平さんと3人の書店員の座談会などのコンテンツを公開している。