新星出版社、既刊好調書の掘り起こし企画を全国で展開

2022年8月23日

サブタイが目立つデザインにリニューアルした全帯表紙

 

 

 新星出版社は2014年に刊行し、第2回料理レシピ本大賞で料理部門大賞を受賞した瀬尾幸子著『ラクうまごはんのコツ』を高帯にし、CCC協力のもと2022年3月から6月にかけ、既刊本掘り起こしの販促企画として実施したところ、3000部を搬入し、約2000部を販売した。同社はその実績を受け、同書の売り伸ばし施策を、他チェーンにも拡大していく意向だ。

 

 同社は今回の販売促進にあたり、若年層を意識した高帯にリニューアル。TSUTAYAが企画した新生活フェアなどでの展開をはじめ、同書店が運営するデジタルニュースやインスタグラム、また新星出版社が運営するオウンドメディア「Fun-Life!」などでの配信も追い風となり、販売部数を伸ばすに至った。

 同書店での実績をもとに、7月からは丸善ジュンク堂書店、大垣書店、リブロプラスなど、各チェーンで同書の促進施策を実施している。

 

 

10月搬入の参加書店募集開始

店頭用のPOP

 

 今後も、未来屋書店各店舗での約1000部の展開に加え、10月からの新規協力チェーン募集を開始。9月中旬まで申し込みを受け付け、搬入は10月11日を予定している。参加書店には1店舗につき5冊以上の注文ではがきサイズのポップ、15冊以上でA4サイズのラミネート加工したポップを提供するとしている。

 同書は2015年9月の料理レシピ本大賞受賞以降、同月に6万部を増刷。その後も長く売れ続けていたものの、2017年10月の3000部増刷を最後に市場での動向も落ち着いていた中、今回の促進企画で、2022年2月に3000部、5月に5000部を増刷し、現在、累計で24刷20万5000部に達している。

 

 同社・営業本部の金子拓郎次長は、「数ある瀬尾さんのレシピ本の中でも、本書はベーシックなレシピを扱っており、初心者向けとして、長期に渡り売れ続けていた良書。再びスポットを当てることさえできれば、まだまだ売り伸ばせるという思いがあった」と同書の既刊促進を企画した背景について語る。

 

 なお同書の注文書については、チラシ配信サービスBookLink(文化通信社運営)に掲載している。

※BookLink利用については、事前に登録が必要(書店は無料で利用可)

 

【『ラクうまごはんのコツ』の注文・問い合わせについて】

Mail: kaneko@shin-sei.co.jp

担当:金子

 

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