河出書房新社 第59回「文藝賞」に2作選出

2022年9月2日

 河出書房新社主催の「文藝賞」の選考会が8月22日、東京・港区の明治記念館で行われ、第59回文藝賞受賞作に安堂ホセ(あんどう・ほせ)「ジャクソンひとり」、日比野コレコ(ひびの・これこ)「ビューティフルからビューティフルへ」の2作を選出した。選評・選考経過・受賞の言葉は10月7日発売の『文藝』冬季号に掲載され、贈呈式は11月中旬に明治記念館で行う。

 

 「ジャクソンひとり」の安堂氏は1994年東京都生まれ。「ビューティフルからビューティフルへ」の日比野氏は2003年奈良県生まれの大学1年生。同賞は1962年創設以来、多くの新人作家を輩出してきた。選考委員は角田光代、島本理生、穂村弘、町田康の各氏。受賞者には、正賞として記念品、副賞として50万円が贈られる。