岩手日報社が企画協力した米大リーグ観戦ツアー(団長=岩手日報社・東根千万億社長・主筆、旅行企画実施=名鉄観光サービス)は9月1~6日、米アナハイム市を中心に行われた。岩手県奥州市出身の大谷翔平選手が所属するエンゼルスの本拠地エンゼルスタジアムを訪れ、地元が生んだスーパースターを力強い応援で後押しした。
ツアーには岩手日報社の広告主で構成する「岩手日報広華会」のメンバーを中心とした25人が参加。本拠地エンゼルスタジアムで、アストロズとの3連戦を観戦した。先発登板した試合で大谷選手は、今季最多111球の力投を見せるなど投打の二刀流で活躍。参加者は「岩手の宝」「目指せ 連続MVP」などと思いを込めて手書きしたメッセージボードを掲げ、球場を盛り上げた。
3日の試合途中には、球場内の巨大電光掲示板に「WELCOME IWATE NIPPO」とのメッセージが映し出され、入場者約3万8000人から歓迎を受けた。試合を中継している現地テレビ局の取材も受けるなど、注目を集めた。
期間中、東根社長はエンゼルス広報のグレース・マクナミさん、通訳の水原一平さんと面会し、今後の連携について意見交換した。大リーグ観戦は初めてだった参加者が多く、東根社長は「コロナ禍の中でも古里岩手、祖国日本を思い奮闘する大谷選手を現地で応援することができず申し訳なく思っていたが、ようやく実現できた。8月10日には2桁勝利、2桁本塁打達成で77万部の特別号外を出した。現地で県民と共にエールを送るべく行動する新聞人で在りたい。来年以降も応援企画ツアーを考えたい」と呼びかけた。