竹林館(大阪市・左子真由美社長)はこのほど、テーマパークの立地や展開を詳細に分析した『テーマパーク地域学』(奥野一生)を発刊した。
本書は、大学教科書としても好評な『観光地域学』『自然地域学』に続く新ソフィア叢書の3作品目。大手遊園地や国際博覧会、人工観光施設など国内の観光動向を踏まえながら、33のテーマパークを立地から4類型に区分し、成立から現在までを詳細に紹介している。開園前後の地形図117点、文献延べ722点を掲載するなど、多数の事例を取り上げ、総括的・包括的な日本のテーマパーク研究書に仕上がった。
著者の奥野氏は「テーマパークや国内観光の研究者や学生、地域観光に関心を持つ人にとって興味を引く内容。書店では観光や地理学、地域振興コーナーでの展開のほか、卒論に取り組む大学生に卒論テーマとしてもお勧めしたい」としている。【櫻井俊宏】