書協京都支部 11月に文化講演会を開催

2022年9月22日

 日本書籍出版協会京都支部(曽根良介支部長・化学同人)は11月12日、ひと・まち交流館京都(京都市下京区)で第17回文化講演会を開催する。講演は立命館大学の金子貴昭准教授による「板木の諸相──近世出版における板木の役割」。

 

 江戸時代までの印刷の大部分は板木による印刷に支えられてきたが、商業出版の広がりや技術の高度化にともない、板木は印刷の版としてはもちろん、板株(版権)の所在を示す存在としても扱われるなど、その役割にも変化が見られた。そうした、江戸時代の板木やそれを取り巻く環境などについて、さまざまなあり様を解説する。

 

 後援は京都商工会議所、京都府書店商業組合。定員は150人(先着順)で受講料は無料。インターネット申し込みはwww.hozokan.co.jp/eventまで。