NPO本の学校は11月20日、東京・中央区の日本印刷会館で「本の学校2022 ブレストミーティング〜本の価値、読者、そして地域とは〜」を開催。3つの分科会と全体会を会場とオンラインの同時配信で行う。
NPO法人となって10年を迎える本の学校が、毎年秋に行ってきたシンポジウムを今年はブレストミーティングとして開催する。分科会は13時〜15時(第1〜第3分科会は同時間帯に開催)、全体会は15時45分〜17時。参加費は会場参加1650円(税込)/オンライン参加550円(税込)。定員は各分科会30名(申込順)/オンラインは各分科会100名。
第1分科会「出版社(者)のこれからを考える 〜『本をつくる人』から『本“も”つくる人』へ」は、梶原治樹氏(扶桑社営業局担当局長/NPO本の学校理事)のコーディネートで、黒川精一氏(サンマーク出版常務取締役第1編集部編集長)と山科博司氏(ポプラ社ブランドプロモーショングループグループ長)がパネリストで登壇し、「これからの出版社」に必要な心構え、スキル、ノウハウを身に着けるためにどうしていけばよいかを実体験とともに対談する。
第2分科会「今、書店を開くには〜新規書店開業の条件 および 持続方法を探る〜」は、大井実氏(ブックスキューブリック代表/NPO本の学校理事)がコーディネーターとなり、パネリストに太田原由明氏(HiBARI BOOKS&COFFEEひばりブックス代表)と谷川太郎氏(日本出版販売西日本支社エリアマーケティング課)、伊東直人氏(経済産業省中国経済産業局)が登壇。新規に開業する書店について、新規書店開業者、取次や行政担当者が成立条件を分析し、現在における新規開業の実態を語り合う。
第3分科会「知の基盤としての図書館 地域から本を伝える〜行政、図書館、書店、読者、すべての関わる人たちとともに〜」は、今井太郎氏(本棚演算株式会社代表)がコーディネーターを務め、小宮山剛氏(宮崎県椎葉村図書館「ぶん文Bun」クリエイティブ司書)、是住久美子氏(愛知県田原市図書館長)、小林隆志氏(鳥取県立図書館長/NPO本の学校理事)がパネリストとなって、図書館の可能性、現在や将来の姿、課題を考える。
全体会は、柴野京子氏(上智大学教授/NPO本の学校理事長)がコーディネーターとなって、「読者とは誰か、本の価値とは、そして地域とは何か」をテーマに、第1から第3分科会で提起された課題を共有し、参加者全員で討議する。
詳細・申し込みはhttp://www.honnogakko.or.jp/archives/1745。事前申し込み・クレジットカード・コンビニ決済による前払い制(Peatix)。アーカイブ配信はなし。全体会のみの申込みは受け付けない。
問い合せは認定NPO法人本の学校事務局、電話=0859-31-5001、Email=info@honnogakko.or.jp