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株式会社講談社 宣伝部 副部長宣伝企画グループ 小川竹虎
紙のゲラに比べNetGalleyは、ゲラを効率的かつ、最小限の費用と労力でより多くの人に届けることができる。受け取る側は、スマホで空き時間にゲラを読め、書評レビューは予め宣伝等に使用する同意が取れている。本当に使い勝手の良いシステムだ。
小社は多くの場合、新刊ゲラを1ヵ月ほど前に公開し、シンプルに「書店・図書館等への告知」や、「販売や宣伝の切り口探し」等に役立てている。「読書会」にまとめて読んでもらい、プレゼント企画も同時実施すれば、新人でも「コア読者層」に一気に認知を広げられる。「受賞」や「キャンペーン」で使う場合は、範囲を絞るなどして「既刊も公開」している。
また「NetGalleyの主旨」である、「読書推進・作家応援のための“著作物であるゲラ”の特別公開である」ことを、事あるごとに謳い、その主旨への理解を呼び掛けることで、かえって販促の妨げとならないよう留意している。
小社は現在10枠を使用。文芸6枠、ノンフィクション、児童、生活実用、全社用に各1枠を割り振っているが、放送やイベントに合わせキャンペーンを組む要望が多く、正直足りないくらいだ。1枠当たり「リクエスト」30以上、「レビュー」10以上を目標にしているが、この数字は「プレゼント」を付けると格段に向上する。多い月ではレビュー獲得が160に達した。プレゼント品は「サイン本」「色紙」「イベント参加券」など様々で、ときにTwitterも使って告知に努力している。
NetGalleyへの今後の希望は、①良質なレビュアー数No.1サイトとなること ②自動翻訳等で外国語でも公開できるようになること ③休日等もリモートで操作できるようにすること、などです。
【NetGalleyについての問い合わせ】
株式会社メディアドゥ NetGalley推進課
担当:藤吉・藤田
Mail:netgalley@mediado.jp
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