文化通信社が提供するデジタルチラシ配信サービス「BookLink」は11月16日から、１週間分の「販促チラシまとめ読み」を電子ゲラサービス「NetGalley」で公開している。閲覧は書店関係者に限定し、53枚のチラシが一気読みできる。さらに同18日から利用書店員に人気チラシの調査を開始した。
今回の取り組みは「NetGalley」の活動的な書店員に対し、「BookLink」の認知を広げるのが狙い。今後も外部サービスとの連携を図り、書店ユーザーの相互送客を狙う。
現在、参加書店は約６９０店、書店員のアカウント数は１１００を超え、紀伊國屋書店、くまざわ書店、有隣堂などの各店舗が利用している。直近では三省堂書店や八文字屋などの大型チェーン書店の各店で一括導入された。参加書店リストはサイト内の「お知らせ」からダウンロードできる。
スマートフォン表示に10月31日から対応し、検索機能のほか、チラシの「保存リスト」、アカウント間で情報を共有し、メモ書き機能も備えた「共有リスト」の最適化を行った。
また、週間ベストセラーランキングの公開をこのほど開始した。今後は各書店のランキングなど、書店・出版社向けの情報を充実させていく方針だ。
「BookLink」の利用を促進するため、利用書店員に人気チラシのアンケート調査を行う。調査第１弾は11月18～30日、第２弾は12月中旬からスタートする。
調査では「注文につながったチラシ」や「興味を抱いたチラシ」について質問し、理由付きで答えてもらう。アンケートに回答した書店員には景品をプレゼントする。調査結果は文化通信の紙面で発表し、利用出版社にフィードバックする。