さくらさくみらい×文化通信社 NON STYLE・石田明さんトークイベントで絵本の魅力語る

2022年12月6日

 首都圏で保育園を展開する「さくらさくみらい」は文化通信社との共催で11月23日、トークイベント「親子で楽しく、絵本で子育て」を東京・渋谷区にある保育園「さくらさくみらい笹塚」で開いた。お笑い芸人「NON STYLE」の石田明さんをメインゲストに迎え、現役保育士と対談。3児の父でもある石田さんが自身の子育てエピソードで会場を沸かせ、「絵本」の魅力について語った。

 

おすすめの絵本を紹介する石田さん

 

 司会はBEACON・長谷部雅一代表取締役が務め、会場に系列園の利用者・入園検討者を招き、親子連れの家族が来場。Zoomウェビナーでのライブ配信も実施し、100人以上がオンラインで参加した。イベントのアーカイブ動画は「さくらさくみらい」のYouTubeチャンネルで公開している。

 

絵本の読み聞かせ家族全員で楽しむ

 

 イベント第1部の「子育てと絵本」では、石田さんの子育てで、絵本がどのような役割を果たしているのかを話した。 石田さんは、お気に入りの絵本にヨシタケシンスケ『あきらがあけてあげるから』( PHP研究所) を選び、「私の名前が『明』なので、娘達は私を『あきらくん』と呼ぶブームが来ている。絵本の良さは、忙しいパパでも読み上げでヒーローになれるところだ。読み聞かせで、普段は出さない擬音を出すと、子どもたちが喜んでくれる」と読み聞かせを勧めた。

 

 また、ページめくりを焦らすなど、読み方の工夫で楽しんでもらうのが重要だと強調し、「漫才と同じで、自分が楽しいと相手も楽しくなる」とコツを紹介した。

 

 さらに「絵本をコミュニケーションに生かせば、ハッピーな家庭となる。私の家は3姉妹だが、2人が笑っていても、1人が泣いていたらダメだと言い聞かせている。もちろん、ママが泣いていてもいけない。一方的な関係ではなく、全員が楽しくあるべきだ」と心掛けを明かした。

 

絵本選びに迷ったら園の本棚を参考に

 

 第2部の「子どもの気持ちと絵本の関わり」では、現役保育士の守田亜希子さんと川島詩織さんが登壇し、石田さんとのトークセッションを行った。

 

左から長谷部氏、石田さん、守田さん、川島さん

 

 ゲストスピーカー2人もそれぞれお気に入りの絵本を紹介し、守田さんはかがくいひろし『だるまさんが』( ブロンズ新社)、川島さんはなかやみわ『くれよんのくろくん』( 童心社) の内容とおすすめポイントを述べた。

 

 そのあと、守田さんが読み聞かせ方で、「周りにいる子どもが増えてきたら、絵本を持つ位置を高くする。大勢いるときは少し距離をあけたほうが見えやすい」と説明し、子どもの視線を意識するのが大切だとアドバイスした。

 

 絵本選びについて質問された守田さんと川島さんは「もし迷われたら、ぜひ保育園の絵本コーナーを参考にしてほしい。子どもがパッと手に取れるところに人気の絵本を揃えている。相談してもらえば、園でのおすすめも紹介できる」と答えた。

 

 それを聞いた石田さんは「実は6冊の絵本を制作している最中だ。内容は出来上がっている。あとはイラストを描く人を探している段階だ。出版したら、さくらさくみらい86園で全面展開してほしい」と冗談めかしながら頼み込んだ。

 

アーカイブ動画はこちらから https://youtu.be/immE_zXC9qE