増進堂・受験研究社  「なぜ?」を読み解く科学図鑑発刊

2022年12月6日

 

B5変形判/352㌻/3300円(税込)

 

 増進堂・受験研究社は12月9日、読者から寄せらせた何気ない疑問を科学的に解説する『科学のなぜ?新図鑑』(川村康文監修)を発刊する。

 

 同社130周年企画の一環で、読者から募集した約400の疑問・質問をもとに、2018年刊行でベストセラーとなった『科学のなぜ?新事典』の続刊として企画した。

 

 「地球・宇宙、植物、動物、私たちのからだ、身近」など5つのテーマに分け、162の「なぜ?」を紹介する。見開き2ページで1つの疑問を取り上げ、カラー写真、イラストを多用し、総ルビで幼稚園年長から小学校低学年でも理解しやすい仕様になっている。また、基本の解説に加え、コラムやクイズを織り交ぜることで自ら「次のなぜ?」を考える仕掛けがされている。

 

 同社編集部の和田彩花さんによると、読者からの自由な発想による問いかけに、どのように科学的な解釈を加えるかに難しさがあったというが、「月がなくなったら地球はどうなる?」「時計はどうして右回り?」など身近な疑問を入り口に、自然に科学的な視点や理科の知識につながる内容に仕上がった。子どもたちとともに大人も楽しめる内容で、クリスマスや年末年始のプレゼントとしてもおもしろい。

 

 広報・マーケティング課の山本誓一さんは「学習参考書コーナーをはじめ、理科・科学系事典や参考書、児童書の図鑑、年末年始のフェア台などでも展開をお勧めしたい」としている。ポイントをまとめたPOPや、科学の目を育む特設サイトも用意している。