白石書店(北九州市)は12月5日、映画「レッドシューズ」の聖地巡礼ガイドブック『RED SHOES KITA-Q クロニクル』を発売した。あかつき舎が発行し、販売は白石書店。直取引・委託で発行部数は5000部、2023年4月までの展開を予定する。
映画「レッドシューズ」は北九州出身の雑賀俊朗監督による市内全7区を舞台した新作。同書は映画の先行公開が始まった22年12月9日時点で、「白石書店」「白石書店ECサイト」のほか、地元の「喜久屋書店」「くまざわ書店」「積文館書店」「ブックセンタークエスト」「TSUTAYA」など7法人22店舗で展開。そのほか同市の映画館・企業で販売している。
全国公開の23年2月以降は、全国の書店で販売を開始する。書店からの受発注に関する問い合わせは、白石書店ホームページで受け付ける予定。
出演者の思いを込めた、ロケ聖地巡礼のフォトクロニクル
同書店統括マネージャーの白石隆貴氏は、映画撮影が終了した2021年12月ごろ、雑賀監督と地元出版社あかつき舎の安藤進一氏に提案し、22年5月から企画が動き出した。
同書店が書籍を出版するのは初の取り組み。白石氏は「北九州市の魅力を全国の人に伝えたい。また、地元の人にもっと地元を知ってほしい」と思いを語った。
そのうえで、「地元の出版社と書店が共に一冊の本をつくったのが一番大きなポイント。小さな街から全国に物を販売していくビジネスが広がっていく契機になってほしい」と力を込めた。
同書は雑賀監督や主演を務めた朝比奈彩、市原隼人、佐々木希、松下由樹ら各氏のメッセージ、エキストラを含む全出演者のリストが収録されている。ロケ聖地巡礼の映画ガイドブックとして、撮影が行われた旦過市場・折尾・堀川など、ロケ地の撮影風景を記録。北九州の魅力が随所に散りばめられた一冊となっている。