株式会社YE DIGITALが提供する「スマートバス停」は12月15日から、西日本新聞社が提供するニュースサイト「西日本新聞me」と連携した実証実験を、北九州市内に設置している3カ所のバス停で開始した。「スマートバス停」はデジタルサイネージや電子ペーパーに、運行時刻表や系統図などバス運行に関わる情報をリアルタイムに配信できるバス停。時刻表以外に、ニュースや広告などを表示できる機能もあり「街角での情報発信端末としても、さまざまな利用を検討している」という。
今回、西日本新聞社の協力で「西日本新聞me」が配信しているさまざまな地域情報の中から、設置場所に合わせて利用者にマッチしたものを選んで表示する実証実験を行う。
例えば、野球の試合時に臨時便を運行しているバス停には、気になる最新の「ホークス情報」を表示。来院する幅広い層の利用者が多いバス停には、地元目線で幅広い「福岡のニュース」を表示。動物公園に遊びに来るファミリー層の利用者が多いバス停には、各所で開催される「福岡のイベント情報」を表示する。
個人に最適な情報配信をするWebやアプリとは異なり、公共空間にある「スマートバス停」が情報発信拠点となることで、「バスの利用者にマッチした楽しくなるコンテンツの提供と、情報を通じて回遊性を高めるまちづくりに寄与したい」としている。