株式会社文化通信社は12月15日から、「第3回ギフトブック・キャンペーン」を開催しており、キャンペーン参加書店では掲載図書でフェアを展開するなどアピール。東京・新宿区にあるブックファースト新宿店もキャンペーンに合わせて、店頭で大型フェアを展開し、関連書の売れ行きも良いという。
文化通信社がキャンペーンに向けて制作した冊子『先輩の本棚』は、著名人50人と書店員・図書館員などが選んだ若者に贈りたい本計170点を、選者のコメントとともに掲載。若者に読書を勧めることをテーマにした小山薫堂、大宮エリー、松岡修造など各氏へのインタビューのほか、フランス、ドイツ、韓国の若い世代の読書事情などを172ページにわたり収録する。
同社はキャンペーン参加書店に向けてA2サイズのポスターやPOPなど拡材を提供し、店頭のフェアを提案。ブックファースト新宿店は15日から、地下2階の売場正面で掲載タイトルに加え、巻末に掲載されている今年の文学賞受賞作など約200点を展開。フェア開始直後から幅広いジャンルの対象タイトルが順調に売れ、好調な滑り出しを見せているという。
同店で担当する落合四郎氏は「『先輩の本棚』は表紙がとても目を惹くデザインなので、店外からも目立つようにした。また、POPを活かして誰が選んだ本なのか分かるようにするなど、レイアウトや陳列を工夫した。売場ではいつも誰かしら足を止めて見てくれている」と拡材が良い効果をもたらしているとコメント。店長の南口真氏は「著名人のメッセージも心にくるものが多く、多くの方に手に取っていただき、読んでもらいたい」と期待を示す。
同キャンペーンは2023年2月14日まで。同期間で全国のリアル書店で1000円以上購入したレシートを添付して、専用サイトから応募すると抽選で景品が当たる「本屋さんで当てよう!」キャンペーンも展開している。