NPO法人本屋大賞実行委員会は1月20日、20回目となる「2023年本屋大賞」のノミネート10作品を発表した。同日から2月28日まで二次投票を受付け、4月12日に東京都港区の明治記念館で開く発表会と『本の雑誌』増刊号で大賞作品、発掘部門、翻訳小説部門の結果を発表する。
一次投票は2022年12月1日から開始し、全国の書店員615名が1人3作品を選んで投票。集計結果上位10作品をノミネート本として発表。二次投票はノミネート作品をすべて読んだ上で、全作品に感想コメントを書き、ベスト3に順位をつけて投票する。二次投票の集計結果により大賞作品を決める。
対象作品は21年12月1日から22年11月30日に刊行された日本の小説。投票参加資格者は新刊を扱っている書店の店員であること(オンライン書店店員、パート社員も含む)。
発掘部門はジャンルを問わず、21年11月30日以前に刊行された作品を対象に、一次投票時に既刊本のお勧め本を一点投票。「本屋大賞」発表時に、「発掘部門」に投票された作品をリスト化して発表する。翻訳小説部門は21年12月1日~22年11月30日に日本で刊行された翻訳小説の中から、1人3冊までを投票し集計する。
ノミネート作(作品名五十音順)
「川のほとりに立つ者は」寺地はるな/双葉社
「君のクイズ」小川哲/朝日新聞出版
「宙ごはん」町田そのこ/小学館
「月の立つ林で」青山美智子/ポプラ社
「汝、星のごとく」凪良ゆう/講談社
「方舟」夕木春央/講談社
「#真相をお話しします」結城真一郎/新潮社
「爆弾」呉勝浩/講談社
「光のとこにいてね」一穂ミチ/文藝春秋
「ラブカは静かに弓を持つ」安壇美緒/集英社