中央公論新社は2月10日、「新書大賞2023」の授賞作を発表した。第16回目を迎えた同賞の大賞には千葉雅也著『現代思想入門』(講談社現代新書)が選ばれた。
今回は2021年12月から22年11月に刊行された新書を対象に有識者、書店員、各社新書編集部、新聞記者など106人からの投票で選出した。
第2位は稲田豊史著『映画を早送りで観る人たち』(光文社新書)と、篠田謙一著『人類の起源』(中公新書)の2冊。第4位は渡辺努著『世界インフレの謎』(講談社現代新書)、第5位は東畑開人著『聞く技術 聞いてもらう技術』(ちくま新書)だった。