文化通信社「Book Link」 未来屋書店、全店舗で導入 約240店舗で利用が始まる

2023年3月3日

店長会で「BookLink」の機能を紹介

 

 未来屋書店はこのほど、全店舗で文化通信社が提供するデジタルチラシ配信サービス「BookLink」の導入を決めた。同書店は「BookLink」を本部のみで利用してきたが、石巻店と天童店のテスト導入を経て、全店約240店舗での登録が完了した。2月22日に開かれた店長会で、文化通信社はサービス概要と機能の説明を行った。


 「BookLink」は、販促チラシが一覧できる書店・出版社向けのウェブサービス。出版社が登録した注文書やPOP・拡材、パブリシティ情報(新聞・TV・ラジオ・ウェブメディア掲出など)を公開している。未来屋書店全店での導入が始まり、参加書店は本部を含めて約950店舗、書店会員は1500を超えた。


 先行利用していた石巻店からは「まだ全ての担当が使いこなせていないが、ミニ企画を入れたい時や、フェイス商材を探す時に便利と感じた。版元発注に関しては、注文サイトと合わせて使うのが良いと思った。全店で活用できると感じた」、天童店からは「まだ使いこなせていない従業員はいるものの、おおむね好評。特にサイトで出版社ごとのFAX内容をまとめて一覧できるのが、発注しやすくてよいということだった。文芸やコミックより、実用・美術技法・雑誌担当は活用できている。細かい発注が必要な店舗は重宝すると思うので、各店導入がいいと思う」とのコメントが寄せられた。

 

 書店の利用は無料、出版社は月額プランの契約が必要。書店・出版社の新規申し込みや問い合わせ、お試し期間などについては公式サイトから受け付けている。

 

▼デジタルチラシ配信サービス「BookLink」
 https://book-link.jp/service/