会計サービスのfreee リアル書店開店へ すべて公開する「透明書店」

2023年3月9日

 freee株式会社は3月9日、子会社として透明書店株式会社を設立し、書店経営を開始することを発表した。4月下旬を目途に、東京都台東区・蔵前に書店「透明書店」の出店を予定している。書店の経営はすべて透明書店株式会社が担い、子会社を通じてfreeeがスモールビジネスを経営する。

 

透明書店のイメージ

 

 透明書店株式会社は2022年11月11日に設立。代表者はfreeeブランドマネージャーの岡田悠氏とブランドプロデューサーの岩見俊介氏。

 

 Freeeが自らスモールビジネスの経営をすることと、社員が実際にバックオフィス業務を経験することで、スモールビジネスの実情とそれに取り組むユーザーを理解するとともに、そこで得た体験を自社サービスへ反映する。

 

 「透明書店」の店舗面積は71.55平方メートル。コンセプトはすべてを「透明」にしていく本屋。月々の売り上げなど経営状況から日々の施策や出来事を失敗談や成功体験などすべてクリアに公開するという。

 

 また、「透明書店」をテクノロジーの実験場として活用。freeeのサービスだけではなく、未発表のfreeeサービスやChatGPTなどのAI技術も活用し、デジタル化の余地が大きい書店運営にどのような変化を生み出すことができるのかの過程も情報発信する。

 

 子会社設立から開店まで、開店後の「透明な情報」は、freee公式noteで発信。1回目の記事「会計ソフトの会社『freee』が、東京・蔵前で小さな本屋をはじめます。」を同日公開した。

 

□出店予定地=東京都台東区寿3-13-14